昨年大旋風を巻き起こしたドラマ『半沢直樹』
私はドラマを見ない派というかテレビ見ないので「へぇ~」というくらいで思っていましたが、終わってから友人よりドラマを貰ったので見てみると、とにかく面白い。
本当にめっちゃハマってしまってセリフも言えるくらいになってしまいました。w
もう一年以上経過しましたが、なんだかストレスが溜まった時などに半沢直樹の逆襲シーンを見ると本当にスッキリします。
さて、そんな半沢直樹シリーズの最新号が発売しました!
買おうかな…どうしようかな…って悩んでましたが、大阪へ旅行へ行くことが決定したので、移動の道中で見ることに。
やはり面白すぎて行きと帰りの道中で読破してしまいました。w
そんな『銀翼のイカロス』の良いところをご紹介していきたいと思いますよ!
政治と銀行のドロドロな闇の関係…金の流れは想像以上に紆余曲折!今回も素晴らしい展開だ!
とにかく半沢直樹シリーズは必ずもうこれ絶対あかんやろ!というような案件が半沢直樹にまわってきて、断ろうとしても頭取の命令…なんてことがよくあります。w
実際の銀行ではそんなことはほぼないとは思いますが、それでも相当なエリートということがわかりますよね。
ですが、今までのストーリーの中でも大抵強敵に立ち向かっていくため、今回も最初は…というか150ページくらいまでは半沢は相手にやられっぱなしな展開です。
それでも後半になるにつれ、半沢の逆襲がしっかりと始まり、今回も読み終わった時はかなりスッキリしていました。w
ですが、途中で一度読むのをやめてしまうともうイライラしっぱなしというか…早く逆襲してほしい衝動に駆られます。
なので多分読んだ方はわかると思いますが、すぐに読み終わってしまった方が多いのではないでしょうか?
今回のストーリーはとにかく大規模!なんと航空会社が相手だ!
そして話が進むにつれて任されることも大きくなっていく半沢直樹。
今回はなんと帝国航空という会社の再建にフォーカスがあたっています。
航空会社というワードが出てきただけで「うぉ!マジか!」なんて思っていましたが、やはり内容も密度が濃いです。
最初は航空会社と敵対しているのか…と思っていましたが、読み進めていくと新たな展開に度肝を抜かます。
今回のキーポイントは政治の力
あまりネタバレするのも嫌なので、銀翼のイカロスの注目ポイントを抑えておきます。
やはり今回の目玉は航空会社の再建なんですが…多額の負債をかかえているため、様々な部分でカットをする必要があります。
人員削減、飛行機の見直し、路線の減線…などなどがあります。
そんな再建案を半沢直樹とチームを組む田島を中心にストーリは進んでいきます。
ですが、元はといえば半沢が所属するおなじみの営業第二部の案件ではなく審査部の案件であったのが帝国航空という会社なのです。
審査部からしたら営業第二部に案件を横取りされたように感じており、さらには旧東京第一銀行と旧産業中央銀行の派閥争いもまたまた勃発します。
ですので銀行内にも相変わらず敵がたくさんいるのも事実ですね。毎度のことですが。w
そんな中でも今回私が注目して見て頂きたいのは、政治と銀行のドロドロの闇の世界です。
現実はどうなのか…知りませんが、このようなストーリーが出来てしまったということは実際にあるかもしれないようなことが描かれています。
銀翼のイカロスでの注目は政治が航空会社とどう絡んでいるのか?
銀行内部の半沢の敵は政治関係の内容を何故隠したいのか?
旧Sと旧Tの派閥争いの今後の未来はどうなるのか…。
様々な内容が同時進行していき、最後には「これどうすんの!?」という展開にまで発展していきます。
普段は全てを乗り切る半沢直樹ですが、今回は大きな壁が立ちはだかります。
最後の一ページまで手に汗握る内容でさすが池井戸潤さんだなぁ…と感動しっぱましの内容ですよ!
相変わらず半沢と渡真利の居酒屋での密談は好き
半沢をドラマで見た方はウイスキーをお洒落なお店で飲む渡真利忍などのイメージが強いかもしれませんが、原作では何度も居酒屋へ足を運ぶのが面白いです。
特にビールから焼酎の流れは鉄板中の鉄板で銀翼のイカロスでは、半沢直樹は栗焼酎にハマっているようです。w
どこにこんなお店があるのだろう?ということを考えながら、そしてイメージしながら読むとさらにおもしろいと思います。
実際第一巻にあたる『オレたちバブル入行組』では大阪が舞台でしたが、実際に大阪へ旅行へ行ったときは「ここが東京中央銀行西大阪支店かな!?」なんて思ったり、梅田の居酒屋が原作では登場したりするので歩いているだけでワクワクしちゃいました。w
様々な読み方がある半沢直樹シリーズ。
とにかく銀翼のイカロスは中身が濃く、常にハラハラする展開です!
是非迷っている方は1巻から順番に読んで、最新作で一番の倍返しを見て下さいね!
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